山形県 奥山長左ェ門農園

東北も梅雨が明け、蝉の声が響く暑い季節となりました。

夏といえば「スイカ」！

実は、山形県は全国3位のスイカの生産地です。

そして県内の8割のスイカを生産するのが、

今回ご紹介する尾花沢（おなばなざわ）市の「尾花沢スイカ」です。

今回は、山本社員のなかで

祖父母がスイカ農家・直売所を経営しているという

農機事業部・技術部の今田さんと一緒にお店にお邪魔しました。

取材当日は、夏を感じる青い空っ！

国道13号を尾花沢市に向かって進んでいくと

「奥山長左ェ門農園」と大きく書かれたお店が、目に飛び込んできます。

ここが、今田さんの祖父母：奥山様のお店です。

お店に入ってすぐ、目に入るのは大きな尾花沢スイカの行列っ！！

ゴロンゴロンと大きさや色が異なるスイカが並んでいました。

「沢山あるなあ・・・」と思いながら見ていると

「どうぞ」と、美味しそうなスイカが目の前にっ！

とっても大きな試食用の尾花沢スイカをいただきました。

とっても甘くて美味しくて、撮られているのも忘れて

横に沢山並んでいるスイカを見ながら、かぶりつく私・・・(笑)

奥山長左ェ門農園にあるスイカは

尾花沢スイカのなかでも「長左衛門西瓜」というブランドがあります。

このスイカは

・重さが15キロ以上

・糖度が15以上　の条件を満たしたスイカにだけ与えられる称号です。

通常スーパーなどで売っているスイカは、最高が3Lと言われるサイズ。

しかし、奥山長左ェ門農園は7Lサイズ以上の大きさがほとんど！

尾花沢市のすいかは昔から「大きければ大きいほど甘い」と言われていたそうです。

見せていただいた畑にも大きなスイカがどーーーーんっ！

今回試食させてもらったスイカも、糖度が15を超えていましたっ！！凄すぎる

※通常のスーパーで売っている一般的なスイカの糖度は12くらいだと聞きます。

さらに、普通は皮に近づくにつれてどうしても甘味が落ちていきます・・・。

しかし、長左衛門西瓜はどこを食べても、皮が近くなっても

ずーーーーーーーっと甘いんですっ！！

一緒に来てくれた、孫で技術の今田さん。

私と同様、ずっと食べていたのですが、土日はお店のお手伝いもしているそうです。

スイカが似合いますねっ！！

さて、先程私が持っていた「黄色いスイカ」。

スイカなのに黄色？！と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

このスイカは「サニーオレンジ」としてお店に出ていて

クリームスイカとも言われているそうです。

皮は通常の緑色。しかし中身は黄色！（オレンジ）

奥山様いわく「赤いスイカより甘いんだよ」と教えてくれました。

希少価値が高く、シャリシャリとした歯触りで、

スイカというよりは梨を食べているような不思議な感覚になりました。

普通は赤いスイカより高めで販売されているスイカも

奥山長左ェ門農園では、赤いスイカと同様の値段で売られているそうです。

他にもかぼちゃやとうもろこし、お米やメロンもつくっている奥山様。

最後に、お茶を飲んでもご飯を食べても

ずーーーーーっと口の中に甘さが残るメロンをいただきながら

こんなお話を聞かせていただきました。

「自分が食べて、自身もって”うまい”と言えるものしか店には出さない。

スーパーで手頃に買えるスイカだけど、

わざわざここ（直売所）に買いに来てくれるお客様はこの甘さとか香りとか食感とか、

スーパーには売ってない”特別”美味しいものを求めてここにくる。

だから、少し手間はかかっても”皮まで甘い”スイカの品種を育てたり

遠方から”毎年お中元にこのスイカを”と、電話がかかってくるんだよね。」

普段「おいしいなあ」と食べていたスイカ。

どちらかというと「水」を食べている感覚がありました。

しかし今回、奥山長左ェ門農園に伺って奥山様がこだわったスイカを食べたとき

「こんなに甘くて、口の中に甘さが残るのか」と衝撃を覚えました。

この味を求めて、毎年仙台から来て、1度に20個ものスイカを買っていく常連さんがいたり

地域の方も朝から代わる代わるいらっしゃいます。

ぜひ、山形が誇るこの味味を全国の皆様と分かち合いたい！

電話での予約もあるそうですので、ぜひ一度お試しくださいっ。

次回はどこに行こうかなあ～

お楽しみにっ！！

＜連絡先＞

奥山長左ェ門農園

0237-22-0763

山形県村山市土生田

※お店は村山市ですが、畑は尾花沢市にあります。

#直売所スイカ山形県尾花沢市